四十肩、五十肩

痛み 2018/11/08

四十肩、五十肩について

突然痛みが出始めるものや、徐々に強くなってくるものなどがありますが、いずれにせよ明らかなきっかけがない事が多いです。

症状は、肩の可動域が狭くなり、痛みが出ることが特徴です。

重度な場合では、寝ている時に痛みが強くなり睡眠もまともにとれなくなることもあります。

原因

四十肩、五十肩は正式な名称ではなく、色々な原因が考えられます。

①肩関節周囲炎

一般的に四十肩、五十肩の原因として取り上げられている事が多い傷病です。

肩の周囲には筋、腱、靭帯、滑液包など色々な組織があり、その組織に炎症が起こっている状態を言います。

なぜ発生するかはわかっていませんが、加齢により起こりやすくなると考えられています。

画像診断では、レントゲンには写りませんが、MRIやエコーは有用です。

②肩関節石灰沈着性腱板炎

骨に必要なカルシウムの量を調整するために、腸からの吸収や尿からの排泄を行なっています。

しかし、うまく調整できずに体内に残ったカルシウムは年齢とともに蓄積されやすくなっていきます。

そのカルシウムになにかしらのきっかけで異物反応が起こり、自己免疫が過剰に働いてしまう事で炎症が起こります。

画像診断では、初期には写らない場合がありますが、レントゲンやエコーでの診断も可能です。

③MPS(筋筋膜性疼痛症候群)

筋肉や筋膜が硬くなり、血流障害が起こることにより発生します。

硬くなっている部位により症状が違いますが、痛みや痺れ、可動域制限などの症状がみられます。

筋膜とは、筋肉を包んでいる膜のことで、ボディスーツの様に全身を包んでいます。

その為、痛みの出ている部位ではないところが硬くなってきても、他の部位が引っ張られることにより痛みが生じます。

①、②と大きく違う点は、

痛みが出ている場所=原因

ではないことです!

原因が痛みの出ている場所になく、損傷や炎症が出ているわけではないので、画像診断を行うことができません。

①、②、③のいづれも四十肩、五十肩特有の痛みや可動域制限を生じます。

治療方法

何が原因で、どのような状態になっているかによって治療の方法も異なります。

①、②の場合は初期の痛みが特に強い為、痛みの強い間は無理に動かさず安静にします。

安静にしている期間は、肩の可動域を著しく狭めて日常生活を送る為、③の状態に移行してしまいます。

③の状態に移行してからは、関連している筋筋膜を温めたり、痛みのない範囲で動かしていきます。

くりの木接骨院にお任せください!

四十肩、五十肩は放っておくと長期に渡り症状が持続してしまいます。

肩が上がらない期間が長くなるにつれて、痛みをとることや可動域を広げることも長い期間を要してしまいます。

どの状態でも最終的には、筋筋膜が硬くなることで、痛みや可動域制限をきたしますが、人によってどこの筋筋膜が硬くなるかは異なります。

当院では、一人一人の体の状態を適切に把握し、早期改善や原因の解消を行なっていきます。

早期改善や根本的な原因の解消をしていきたい方は、是非一度くりの木接骨院にお越し下さい!!